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2010-06-03

オーバーホール

もう6月になってしまって5月の自分の誕生日のことを書くのもなんですが
(本当は当日に書き留めたかったがパソコンには向かえなかった…)、
毎年誕生日は自分の好きなものを買っていたのが、
今年は買うのではなく直してみました。


3年前に止まってしまったままのお気に入りの腕時計を、
ちゃんとした時計屋さんに持って行って修理してもらいました。


今まで私はそんなに高価な時計は持ったことはありませんし、
何本も持っていたりもしてませんでしたが、
修理してまでずっと使ってはいませんでした。
その時代ごとに使っていたものはそれぞれすごく気に入って
大切にしていたけど(電池の交換はさすがにしてました)、
何年か使って電池を交換しても動かなくなってしまった後は
引き出しに仕舞って新しいのを買ってしまっていたのでした。


私はわりと何でも大切に長く使う方で、特に靴とかバッグとか洋服は修理して使う主義
(お店に修理に出すだけじゃなく自分で裁縫や修理の細かい作業も好き)なんですが、
腕時計はそうではなかったのです。
ついでに時計の修理、オーバーホールはとてもお金がかかるのも知りませんでした。
昔は一生もののつもりで腕時計を買い、何度も修理して使うのが当たり前だったろうに、
今はきっと買い換えてしまう人が多いでしょう。
そんな私も、止まったままのお気に入りの時計がずっと気になっていながら代わりを買い、
それがさほどしっくり馴染まないものだからしまいには時計をしなくなり、
ケータイで時間を確認するようになっていました。


今年の誕生日に何をしよう…と考え、ついにその時計を修理に出すことができました。
実は修理に出したい時計屋さんが見つけられなかったのもあります。


量販店やデパートから修理に出すのはチョット嫌で、
商店街なんかにずいぶん昔からやってる感じの時計(&宝石 よくありますよね)店を
何件か見かけては考えていました。
でも個人店の時計屋さんて気難しそうで入りにくかったんです。
結局思い立って訪ねたのは近所のお店。
もう80歳くらいと思われるおじいさん2人がやっている時計屋さんでした。


そのおじいさんの1人が、あぁ これならオーバーホールでちゃんと動くようになるし
この先も何年かに1度同じように手入れしてあげたら一生でも使えるちゃんとした機械だよ。
…と、時計のことをニコニコしながらたくさん話してくれました。
最近の人は時計を買う値段ばっかり気にしてて、修理のことはあんまり考えてないんだよね~
最初から使い捨てで作られてる物もあるし、オーバーホールの値段を聞いたら新しいのを買った方がいいや、って思う人多いから。
と聞いて私も苦笑しました。
実際この時計の購入金額とほぼ同等かかったのですが、
今度は新しいのを買おうとは思いませんでした。
それよりこれが一生でも使えるちゃんとした機械だと言われたのがとても重みがあって嬉しく
直ってくるのがすごく楽しみになり、もっと早く修理に出してればよかった…ゴメンネ、
と心の中でつぶやきました。


誕生日の2日ほど前に直って新品同様にキレイにしてもらった時計が返ってきて、
ニコニコした時計屋のおじいさんは修理代をチョットおまけもしてくれました。


大切な腕時計が時計屋のおじいさんに丁寧に修理され、
しばらくの眠りから覚めてまた私と一緒に時間を刻んでくれるようになりました。
娘を抱くのにちょっと当たるので気をつけたいところですが、
腕時計で時間を見るって当たり前の行為だけど好きな瞬間です。


良い誕生日になりました。


今 授乳に起きてなかなか眠れなくなって日記を書き出したんですが長くなってしまいました。
娘は明日で生後100日を迎えます。











プロフィール

水林 史

  • Author:水林 史
  • 富山県、上市町 出身。
    戦前から続く富山の薬売りと東京で銭湯を営んでいる一族のもとに生まれ育つ。
    大学時代より東京〜横浜などでスウィングジャズと日本語ジャズを中心にライブ活動を開始(1999年〜)。

    作詞作曲に目覚め、初主催ユニット「ギヤマン」を結成(2001年~2002年)、明治大正時代の文化や竹久夢二の描く夢二式美人に憧れがあったことから「黒船レディ」と名乗り始める。古き良き時代の洋楽を自作の日本語詞でも歌う。

    2003年ジプシースィングギタリストのキヨシ小林氏の1stアルバム「Django Swing」にボーカルで参加、「上海」「胸の振り子」などのカヴァーで注目される。
    同年、自身が主宰のバンド「黒船レディ と 銀星楽団」を、ピアニストの廣田ゆり氏、ギタリストの塩川俊彦氏と共に結成。
     
    軽やかでほのぼの、ちょっぴり切なくスウィンギーでハッピーな気分にさせる歌が得意。
    スウィングジャズやラテンのリズムをベースに、ユニークな世界観をもり込んだオリジナル曲から、古いジャズソングに自身が日本語で作詞したもの、日本やハワイの古き良き時代の流行歌のカバーなど、日本語で歌うことにもこだわっている。


    「黒船レディと銀星楽団」ではライブハウスの他にホテルやBAR、横浜港の船上、人形劇場から神保町の古本屋まで様々な場所で演奏。3枚のアルバムとライブDVDを発表、TV番組挿入曲や海外のCMにも起用される。
    2009年末で「黒船レディと銀星楽団」及びバンド活動休止。

    育児休暇を経て、2011年〜2017年までアコースティックユニット「girafe」にボーカルで参加、アルバム「春のスケッチ」を発表。

    2012年〜活動拠点を出身の富山県に移し、ゆっくりソロ活動も開始。県内外のミュージシャンと共にライブハウスやカフェ、古本屋、保育園などで演奏、おとなとこどもで楽しめる企画「HOWA-HOWA-HOUR」も誕生。
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