2013-04-23

青い鳥

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3月は急に温かくなったと思っていたのもつかの間、
桜は長く楽しめましたが冬に逆戻りのような日も多い4月です。
21日にはまさかの雪が降り積もるなど、なかなかストーブとさよなら出来ません。


季節外れの雪が降った21日、娘ともども風邪をひいていた私は少し熱もあって、
少し朦朧としながら朝食をとっていました。
食卓の前には大きな窓があり、そこから庭の大きな欅の木が見えていて
いつも色んな野鳥が遊びに来ているのが見られるのですが、
見馴れない青い鳥が枝にとまりました。

ツバメよりひと回り大きくて、背中は濃く青光りしていて、
頭頂部が特に鮮やかな青色をしています。
お腹は白い。

いっぺんに目が冴えた私は、「わ!青い鳥がいる!!」と叫びました。
見ると1羽だけではありません、数えたら7羽ほどいるではありませんか。
青い鳥なんて生でみたことなんてありません、
いったいこれはどこから来た鳥なんだろう!?
と娘と大興奮して窓にへばりつきました。


雪が舞う中、その青い鳥は出てきたばかりの欅の新芽をついばんでいます。
じっとはしていませんが、驚かさないようゆっくりカメラを取り出して、
写真を撮ってみることにしました。
となりの小さな桜の木にとまったり、物干し竿にとまったり、
向こうの川の中州の木へ行ってみたり。
川の中州で遠目でも青いのがよくわかります。


義父が野鳥に詳しく写真を撮るのが趣味なので、
さっそく写真を送って聞いてみました。
すると、それは東南アジアの方から渡ってきたオオルリだと、義父も興奮気味で電話してきました。
野鳥好きにもめったにお目にかかれない憧れの鳥なのだそうです。

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ネットでオオルリの写真を見てみたら、確かに同じ姿です。
オオルリは、日本へは夏鳥として渡来・繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する。
青い鳥「御三家」の一種、高い木の上で朗らかにさえずる姿も囀りも美しい鳥。
残念ながら雪も降っていて寒いし、近すぎて窓を開けると驚いて逃げてしまうでしょうから鳴き声は聴くことが出来ませんでした。
青い鳥の他に茶色っぽい鶯のようなのも数羽います。
それは雌で、雌は青くないそうです。
日本の山奥深くで繁殖するため人里で見ることはほとんど無く、
普段は単独行動だが渡りの時期だけ群れになるそう。


山の上の方はもっと雪が降り霧も出ていて真っ白、
渡ってきたばかりで雪で足止めをくらったのでしょう。
雪がやむまで2時間ほどの間、うちの庭と川の中州を行ったり来たりしていました。
そして雪が止んだと同時にいなくなりました。


娘と夫はすぐに飽きて遊び始めたけど、私はオオルリがいなくなるまでずーっと窓にへばりついたままでした。
季節外れの雪景色と風邪の熱で幻想を見たような感覚でした。


なんて美しい鳥なんだろう。
幸せの青い鳥っていいますけど、オオルリを見たこと自体がすごい事で、
きっと一生に1度の出来事かもしれません。
晴れていたらもっと青が綺麗だったかもしれないけど、
この悪天候でなかったら人里なんかに立ち寄らなかったでしょう。
写真も撮ってみたけど、この目で見たオオルリは本当に美しい瑠璃色をしていました。



追記5月1日
連休中に娘を自転車に乗せて畑までの道を走っていたら、
目の前をオオルリが飛んでいくのが見えました。

…ということは、ここは人里だし標高も100mくらいと低いけど、
オオルリはこの辺に住んでいる…ということかな?
今朝も朝早くに庭の欅の枝に、オオルリが1羽とまっていました。
今度はどちらも単独行動でした。
やはりこの辺に住んでいるのですね。
去年もかなり欅の木にとまりにきた鳥を観察していたけど(因みに子どもの頃もよく見ていたはずなんだけど)、
オオルリは見たことありませんでした。
今年からここに???
私が今まで気がつかなかっただけなのかな。


日本の夏鳥オオルリ。
よく気をつけて見ていればこんな身近によく見かけるのですね。
一生に1度見かけるかどうかくらい珍しいのかと思ったら…
ここまで何度も出くわすと(笑)
その辺によくいる鳥になってしまいそうでもったいない~(^ ^;)
でもそのうち鳴き声も聴けそうですね。
オオルリとウグイスは日本で最も鳴き声が美しい鳥だそう。
ウグイスも庭の木にたくさんとまりに来ます。
梅の木がやっぱり好きみたい。

野鳥観察って楽しいですね!










プロフィール

水林 史

  • Author:水林 史
  • 富山県、上市町 出身。
    戦前から続く富山の薬売りと東京で銭湯を営んでいる一族のもとに生まれ育つ。
    大学時代より東京〜横浜などでスウィングジャズと日本語ジャズを中心にライブ活動を開始(1999年〜)。

    作詞作曲に目覚め、初主催ユニット「ギヤマン」を結成(2001年~2002年)、明治大正時代の文化や竹久夢二の描く夢二式美人に憧れがあったことから「黒船レディ」と名乗り始める。古き良き時代の洋楽を自作の日本語詞でも歌う。

    2003年ジプシースィングギタリストのキヨシ小林氏の1stアルバム「Django Swing」にボーカルで参加、「上海」「胸の振り子」などのカヴァーで注目される。
    同年、自身が主宰のバンド「黒船レディ と 銀星楽団」を、ピアニストの廣田ゆり氏、ギタリストの塩川俊彦氏と共に結成。
     
    軽やかでほのぼの、ちょっぴり切なくスウィンギーでハッピーな気分にさせる歌が得意。
    スウィングジャズやラテンのリズムをベースに、ユニークな世界観をもり込んだオリジナル曲から、古いジャズソングに自身が日本語で作詞したもの、日本やハワイの古き良き時代の流行歌のカバーなど、日本語で歌うことにもこだわっている。


    「黒船レディと銀星楽団」ではライブハウスの他にホテルやBAR、横浜港の船上、人形劇場から神保町の古本屋まで様々な場所で演奏。3枚のアルバムとライブDVDを発表、TV番組挿入曲や海外のCMにも起用される。
    2009年末で「黒船レディと銀星楽団」及びバンド活動休止。

    育児休暇を経て、2011年〜2017年までアコースティックユニット「girafe」にボーカルで参加、アルバム「春のスケッチ」を発表。

    2012年〜活動拠点を出身の富山県に移し、ゆっくりソロ活動も開始。県内外のミュージシャンと共にライブハウスやカフェ、古本屋、保育園などで演奏、おとなとこどもで楽しめる企画「HOWA-HOWA-HOUR」も誕生。
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