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2012-10-08

レコーディング無事終了~♪

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先日1度書いていた日記が途中で消えてしまったので(泣)書き直し。
台風が去った10月1日から、朝窓を開けると空気が甘く香る…庭の金木犀が咲いたのだ。
毎年この香りが本当に秋を感じさせる。
東京の以前住んでいたところの近所にも咲いていて、娘と落ちた花を拾っては星みたいだね~と喜んでいたが、今年は一枝切ってきて部屋にも飾った。
今年は「キンモクセイ!」と名前も覚えて、一枝の半分はいつも行く児童館の子どもたちと香りを楽しんだ。





9月27、28日とgirafeのレコーディングを雑楽工房スタジオで@富山県高岡市で行いました。
私が娘を預けていることもありとにかく時間との戦いでしたが、それでも環境のおかげで皆リラックスして取り組めて、メンバーが久しぶりに揃ったこともあり本当に心地よい時間でした。
大変だったエンジニアをつとめてくださった石浦さん親子との良い出会いもあり、
まだミックスはこれからですが、とても素敵な音が録れましたよ♪
じっくり仕上げていく予定なのでまだ発売予定日も発表できませんが、今からすごく楽しみです~



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そして29日はライブ@富山市岩瀬町・そば処 丹生庵
お越しくださったみなさん、丹生庵の志甫さん、本当にありがとうございました。
私自身は約9年ぶりの出演でしたが、自分たちに少しだけキャリアが備わり、心強いサポート(雑楽工房の石浦さん)があったおかげですごく自然でしっくりきたというか、音の響きが長く年を重ねた木造家屋ととても相性良く感じました。
でもそれは、きっと丹生庵の店主である志甫さんが毎日のように閉店まぎわピアノを弾いたりギターを弾いて歌ったりしているからでもあるでしょう。


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始めにゲスト出演してくれたCRY×2(クライクライ)のお2人は富山市出身のコーラスユニットで、スカボローフェアなどの70年代の洋楽から長谷川きよしさんの曲などをカヴァーしていて、初々しくも静かに情熱が伝わって、夕暮れ時によく合うハーモニーでした。
これから富山のアーティストとどんどん知り合うのが楽しみになりました♪


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girafeはレコーディングも含め、リラックスしてリハーサルも出来て息はピッタリすごく良いステージになる予感でいっぱい。
実際すごくリラックスして歌いましたが予期せぬハプニングが…!


(これ以降はかなり長文、乱文になりますが、「音楽とこども、おとな」についてご興味のある方はおつきあいください)


1曲めが始まったとたん、子どもたちがステージに集まってきたので私もウェルカムな身振り手振り、リズムに乗ってすごく楽しそうに聴いてくれたのは良かったのですが、うちの娘が自分にも歌わせて欲しいとステージに駆け込んできて私によじ登りマイクを奪おうとやっきになりだしました(>_<)
子どもって一度火がつくと、抑制は火に油で余計ひどくなるので、メンバーやお客さまには申し訳なくも2曲めを終えたところでほんの少し歌わせた…というかしゃべらせました。
娘は1曲めの「朝のきりん」をすごく気に入っていて、最初の16小節ほどを覚えているのでどうしても自分も歌いたかったようです。


私が娘を連れてライブを聴きにに行く時は、ステージの前までは行くけれど自分にも歌わせろと入って行くことはなかったし、半年前のgirafeライブでもそのような事はなかったのですが、これが半年の成長過程なのかな…
今現在は、母がやっている事は自分もやってみたいし出来ると思っており、常に母の意識が自分に向いていてくれないと嫌だ!という最初の難しい時期に入っていたのです。
他の人のライブでは乱入するような事が無いので心配していなかったのが、私のライブはそうはいかなかったのです。


結局少しマイクで歌っただけでは気が済まず、父親にステージから引き離されてはまた戻ってくる…を何度も繰り返し、その都度一緒に小さな楽器を振ったりして楽しむ方へ誘ってみるも、荒れ模様になってしまったのでこれ以上はステージに大幅な支障が出そうだったので、しばらくお店の外へ気分転換に連れ出されたけれど、結局大荒れになってしまい遠くでひどく泣いて騒ぐ声が聞こえていました。
そういう困ってしまった時の一時的な退避場所やオムツ替え&授乳場所に2階を解放してもらっていたのですがあまり上手くいかず。
他の子どもたちはステージ前まで来て小さな楽器を触ったり踊ったりしてくれましたが、娘の大荒れが影響したのかみんな落ち着かなかったようです。

半年前やそれ以前のライブでも、大人に混じって子どもたちが来てくれたけど、今回ほどすごく反応して集まってきたのは初めてで、それは先頭を切った娘につられたものだったり、お店が板の間で子どもたちにとってとても動きまわり易い環境だったり、夕暮れ時というゴハンを食べたかこれからかという落ち着きにくい時間帯だったり色々な原因が重なったのだとは思います。
そしてそうなってしまったのは一般にいう未就学児だけでした。



メンバーそれぞれが落ち着いた対処でステージをまとめ良いライブにはなり、今回子連れ以外のお客さまもそれを温かく見守ってくださいましたが、店主の志甫さんからはそこは厳しい目でみないとね…というご指摘をいただいたのももっともで、親子でも楽しめるコンサートについて実感をもって考えさせられた次第です。
自分が子どもを持つ前は、聴きにきてくださる方の大半が大人で、大人が心地よく聴けるようなライブを心がけていましたが、これからは自分もふくめ子連れの方にも安心して聴いてもらえるようなライブもしていきたい。
それには、ただ授乳やオムツ替えスペースがあるだけでは簡単にいかないのだ…というのが、自分が子どもを持ってみてよくわかりました。


いかにも子ども向けのコンサートとは別に、大人もほんとうにいいと思って楽しんでいるものを、自然にごく小さな子どもたちにも触れて楽しんで欲しいと常々思っているのですが、どうしても静かに楽しみたい大人との共有は難しい。
そして小さな子どもを連れた大人も、できれば強い抑制もしないで子どもにも聴かせたいけど何をしでかすか落ち着いて聴いていられない…というのが現実です。
かといって今回が子連れ専用ライブと別々に開催出来たかというと難しかったし、未就学児入場不可にするようなコンサートというわけでもありません。
別で子連れ専用企画が出来たらいちばん良かったというのはすごくよくわかったのですが、それにはこの富山でもっと色々な人と出会って作れないかなぁ…と思いました。



東京で友人が主催している子連れ専用企画で「 When You Are Smiling!」 という素晴らしいイベントがあります。
最近は都内だけでなく関東のいくつもの地域で、このイベントを自分の街でも開催したいという人がでてきて友人は出張開催もしているほどです。私も東京では何度も娘と参加しました。

「When You Are Smiling!」とは…
子連れのママ、パパが気軽に安心して、子供と共に音楽を楽しむための昼間の「子連れ音楽イベント」です。
子供を笑顔にすること、そのためには、
...ママやパパ自身がワクワクして、コドモのような笑顔で充実していることです。
When You Are Smiling!のルールは「どんなときもコドモが騒ぐことはOK」。
親の役割を緩めて、楽しい時間を共有してください♪

というのが指針なのだそうです。
お金を払ってライブで大人の時間を楽しみに来ている人もいる中で、「こどもが来ているので騒いじゃうかも知れませんがご理解のほどを…」と伝えてからライブをしても、子連れの方々と本当に共有できるかというのはなかなか難しいものです。
野外フェスとか、ずっとテンション上がりっぱなしの賑やかなライブならなんとか乗り切れてしまうかも知れないけれど。
私もまだ娘が小さくライブ回数もそんなに増やせない中で、富山でもWhen You Are Smiling!のような企画をやりたいな…と思っています。
だからといって、大人が静かに楽しめるライブもどうでもいいわけじゃないですよ。
すると欲張りになってしまうのかなぁ…



娘の話に戻ると、今回リハーサルの時も確かに(一緒にやりたいというよりは)邪魔しに入ってきて、「母は私のものだ!」という風だったし、私が音楽に集中している表情や雰囲気がいつも自分に向けてくれているものとは違うので、すごく不安になったのだと後から思いました。
既に友だち同然に慣れたメンバーに対しても、ライブ後はしばらくよそよそしい態度を示していたようです。
これまでもライブしているのは見てきていたけど、娘にとって今回は音楽に触れる事よりも、演奏中の私たちがいつも自分に向けてくれている表情や雰囲気で無い事の方がすごく気になってしまったんでしょうね。
そういう事にいちばん敏感な時期をむかえていたのだと思います。


私もさすがによじ登られては無視するわけにもいかず、もちろんそれも不自然だろうし、今まで自分が歌っている時に興味を示してきた子どもに対する対応は自分の子には通用しなかったというのは考えさせられました。
私は子どもたちが寄ってくるような雰囲気を自然と全面に出していたのだろうし、入り込む隙の無い歌い方をする必要がある音楽でもない、むしろ入り込んで欲しいと思い作っています。
そして相手は、子どもたちの参加コーナーをちゃんと設ければそこだけ参加しようというほどの認識ができる前の、いわゆる未就学児です。親にいわれても好きなタイミングで入って行きたくなるし、また抑制されたらつまらなくなってしまうでしょう。
でも、気持ちが落ち着いている時は2歳児くらいでも、大人が真剣に言ってあげるとけっこうわかってくれるものなのだけどね。
普段の生活の中とは違う、音楽によって感覚が開いている時はなかなか難しいものなんでしょうね。
4歳以上になってくると未就学児でもわかってくれることの方が多いようです。
子どもたちにも聴いてもらう事に対して、私の心構えはまだまだ子ども寄りではなかったかも知れないし、娘がこんなに大荒れでなければ大した問題ととらえずにやり過ごしてしまったかもしれません。
きっと次回ライブする頃はまた少し娘も成長しているので今と全く同じではないだろうと思いますが、子どもをもちながら自分が音楽をする事、そして年齢層広く楽しんでもらう事に対しても深く考えさせられたライブでした。


良い意味で忘れられないライブになったと思います。



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CDが出来るのを楽しみにしています

娘さんも母の道を進むのでしょうか(笑)

CDを聴けるのを楽しみにしています。

こないだの東京ライブで一番前で見たものです

子供達と楽しくライブができるのはイイ事だと思います。自分のお子さんとも笑顔で一緒に歌っているところが私は見てみたいです。無理にアーティストでは無く、お母さんの歌声を聞きたと思います。東京でしか行くことができないので、気長に待ってまね~

Re: CDが出来るのを楽しみにしています

でんべえ さん
返信おそくてすみません、CDの完成もかなりお待たせはするかもしれませんが、ありがとうございます!
や~娘は同じ道にはいかないかも。ライブ直後は「お歌の時のお母さんヤダ!」(自分をかまってくれないから)と言ってたので(笑)でも歌うのと注目されるのは大好きみたいですけどね。

Re: こないだの東京ライブで一番前で見たものです

マリコさん
返信おそくなってすみません。
ありがとうございます、マリコさんのように温かく見守って聴いてくださる方のほうが実際は多いのですが、こどものやんちゃに振り回されず静かに楽しみたい方もやっぱりいらっしゃるので、どちらも大切にしたいのだけれど田舎でまだそんなにたくさんお客さんがいらっしゃらない中、それを別々に開催することもまだ難しく悩んでいるところです。
もちろん「お母さん」であることを伏せてやる音楽ではないですし、できるだけ自然でいきたいと思っています。
子連れの人もそうでない人も楽しんでもらえたらいちばんいいですよね。
そちらでも私の母でありアーティストである今の自然なステージが出来るといいですね。

「音楽とこども、おとな」についてご興味のある方→はい!(笑)

子供にこそ、本物の、ライブな音楽に触れてほしい!っていう気持ち、とても共感します。そしてそんなライブを目指して実際に挑戦されていること、いろいろ反省もあって試行錯誤されていくと思うんですけど、すごいなあと思ってます。

山口武さんというJazzGuitarの方に伺った話を思い出しました。幼稚園での演奏を頼まれて行った時のこと。子供相手ということでどんな風に進めるか悩んだ末、1曲目に”スペイン”を「本気で」「技巧をこらして」「激しく!」演奏したそうです。そしたら園児達みんな真剣に聞き入ってくれて、終わった後に、「へー!おっちゃんすごいなあ!」と関心してくれたそうです(ちなみに関西・笑)

もしかしたら「大人もこどもも楽しめる」の答えの一つは、「観客全員を惹き付けるようないい演奏をする!」ってことになるのかもしれませんね。自分の子供も会場にいて、ちょこちょこイタズラしたりしないか、と気にかけたりしながらだとまたハードルも上がってしまうかもしれませんけれど・・。(ウチも親が演奏するときに傍らで子供を聞かせる機会は何度かあったので、よくわかります・・)これからも応援してます!

Re: 「音楽とこども、おとな」についてご興味のある方→はい!(笑)

gaahaa さん

返信おそくなってごめんなさい!素敵なお話ありがとうございます(^ ^)
そうですね…実は私は山口さんのように、子どもも黙る(食い入る)ようなスゴイ演奏をすれば子どもも大人も一緒にライブを共有できるはず!と思っていました。
隙のないものでも素晴らしい演奏はちゃんと子ども達もわかるんですよね。
でも実際私がやってみると、自分の音楽は良い意味でも悪い意味でも入り込む隙のあるものなのです。
その時は子どもを気にしないで真剣にやっているつもりでも、笑顔や語りかけるような感じで歌うと、子どもたちも色んな形で応えようとしてくれるのです。
時には乳幼児が奇声をあげたり(笑)
それがライブの進行を妨げているように見えることもありますが、それはやはり大人の都合ともいいます。
なので「大人が(就学時以上が)楽しむライブ」と一緒にするのは難しかったです。
子どもは何とかして自分も参加してみたいと思ってくれるのでしょう、
なのでこの時はこの時で良い反応だったはずだし、しかし自分がそれに上手く対応できるレベルではなかったというか、配慮・経験不足でしたね。
そして、見ず知らずの子どもと自分の(または私を普段よく見知っている)子どもとでは反応が違ってくるのもよく分かりました。
何でもすぐに上手く対応できるようになるとは思いませんが、このような貴重な経験をこれからの音楽活動に活かしていきたいな~と思います。
応援本当にありがとう!


プロフィール

水林 史

  • Author:水林 史
  • 富山県、上市町 出身。
    戦前から続く富山の薬売りと東京で銭湯を営んでいる一族のもとに生まれ育つ。
    大学時代より東京〜横浜などでスウィングジャズと日本語ジャズを中心にライブ活動を開始(1999年〜)。

    作詞作曲に目覚め、初主催ユニット「ギヤマン」を結成(2001年~2002年)、明治大正時代の文化や竹久夢二の描く夢二式美人に憧れがあったことから「黒船レディ」と名乗り始める。古き良き時代の洋楽を自作の日本語詞でも歌う。

    2003年ジプシースィングギタリストのキヨシ小林氏の1stアルバム「Django Swing」にボーカルで参加、「上海」「胸の振り子」などのカヴァーで注目される。
    同年、自身が主宰のバンド「黒船レディ と 銀星楽団」を、ピアニストの廣田ゆり氏、ギタリストの塩川俊彦氏と共に結成。
     
    軽やかでほのぼの、ちょっぴり切なくスウィンギーでハッピーな気分にさせる歌が得意。
    スウィングジャズやラテンのリズムをベースに、ユニークな世界観をもり込んだオリジナル曲から、古いジャズソングに自身が日本語で作詞したもの、日本やハワイの古き良き時代の流行歌のカバーなど、日本語で歌うことにもこだわっている。


    「黒船レディと銀星楽団」ではライブハウスの他にホテルやBAR、横浜港の船上、人形劇場から神保町の古本屋まで様々な場所で演奏。3枚のアルバムとライブDVDを発表、TV番組挿入曲や海外のCMにも起用される。
    2009年末で「黒船レディと銀星楽団」及びバンド活動休止。

    育児休暇を経て、2011年〜2017年までアコースティックユニット「girafe」にボーカルで参加、アルバム「春のスケッチ」を発表。

    2012年〜活動拠点を出身の富山県に移し、ゆっくりソロ活動も開始。県内外のミュージシャンと共にライブハウスやカフェ、古本屋、保育園などで演奏、おとなとこどもで楽しめる企画「HOWA-HOWA-HOUR」も誕生。
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